皆さんこんにちは。
4月23日は何の日かご存じですか?
1858年4月23日 江戸時代末期
井伊直弼が大老に就任した日です。
大老 井伊直弼といえば日米修好通商条約に調印したことで有名ですが、
この条約は1858年6月12日に結ばれているので、就任から2か月も経ってないんですね。
日米修好通商条約と言えば「不平等条約」として有名ですよね。
日本に関税自主権(関税を自由に決める権利)がない、アメリカに領事裁判権(日本で起こった外国人の犯罪を外国の司法にのっとって裁く権利)を認める、など日本が不利になるようなものが多かったと学校でも習うと思います。
じゃあなぜこのようなことになったのかといえば、「アロー戦争(清国と英仏連合の戦争)で日本近海まで来ていた英仏が日本に不平等条約を迫ってくるからアメリカと条約結んで備えておきなさい。」とアメリカに迫られて結んでしまったといわれています。
本来は朝廷(天皇)の許可を得て結ばないといけない条約を、江戸だけで勝手に結んでしまったものだから、このあとにすごく反発が起こるんですね。
その反発した人たちを弾圧したのが安政の大獄。
そうした様々な経緯があり井伊直弼に対しての反発がさらに高まって
井伊直弼が襲撃された事件が桜田門外の変。
この井伊直弼は、もともとなかなかの苦労人ではあったのですが、それゆえに
周りの意見をあまり聞かずに、自分の考えが正しいと思って進み続けた結果
最期、大変なことになってしまいました。
私たちは歴史の失敗から学ぶことができます。
この井伊直弼の失敗から私たちが学べることはたくさんありそうですね。
ちなみに4月23日は井伊直弼が大老になった以外にも
森永のキャラメルが初めて箱詰めされて販売された日でもあるみたいですよ。
それではみなさん、今日からもお元気で!
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